いきなり思い立って、きちんとした和食が作りたくなった。
でも料理に一日かけてる時間ないしな。
そういえば。。。
ごひいきにしてる雑誌、Ku:nel(クウネル)に載ってた黒豆の作り方。
これだったらひたすら煮るだけだし、勉強の片手間にできるじゃん!
タイトルは「土井信子に教わるふっくら黒豆の煮かた」。うーん、それだけでもおいしそう。土井信子さんは故土井勝さんの奥様だそうで、日本の家庭料理を専門になさっている方らしい。彼女曰く「黒豆を炊くとき大事なのは、腕というより、忍耐の心やね。」そうだろうな、だって一晩水につけた後半日煮るんだもの。
さ、じっくり時間かけておいしい黒豆作るぞー。
レシピは以下の通り(クウネル1月号より抜粋)
黒豆 2カップ
砂糖 250グラム
塩小さじ 1~2分の1
しょうゆ 4分の1カップ
重曹 小さじ4分の1
水 10カップ
錆びた古釘(約8センチ) 10本
釘を入れる布袋
手順は、
1.洗った豆を選ぶ
虫食いや皮の破れたものを取り除く。
さすが芸が細かいなあ。このひと手間がきれいな黒豆を作るのね。
2.浸す
調味料と水、釘を入れた布袋を一煮立ちさせてから火を止めて豆を5~6時間浸す。
びっくりしたのは錆びた古釘を使うこと。なんでも豆を黒々と色よくさせる効果があるらしい。友人に話したところ、彼女のおばあさんもやっぱり錆びた古釘を使って黒豆を煮ていたそう。もしかしたら私のおばあちゃんもそうしていたのかな。和食って奥が深いわ。
3.煮る
中火にかけ、煮立ってきたら火加減をゆるめて泡とアクをすくい、さし水2分の1カップを注ぐ。再び煮立ったところで同じ作業。木製の落し蓋と鍋のふたをして7~8時間とろ火で煮る。この間絶対にふたを開けないこと。開けると豆にしわがよってしまう。いい匂いが部屋中を漂うけど、じっとガマンの子。
4.冷ます
完全に冷めるまで蓋はそのままに。
できあがりは「そうやね、お座ぶとんくらいの柔らかさ」らしい。
目指していたのはこの黒豆。
出来上がりはこちら。
ちゃんとしわが寄らないでできた!
けど、一つ残念なのは色が落ちてしまったこと。実は錆びた釘が手に入らず(と、いうか錆び釘がすぐに手に入る家庭があるのだろうか。。。)釘無しで煮てしまったのです。思い立ったらすぐにでもやりたい性格ゆえ、しょうがない。
でも食べてみたら、ふっくらしっとり、自然な甘みが醤油の香ばしさと融合して本当においしい。切干大根やしいたけ、こんにゃくなんか入れてバリエーションをつけたら軽く一週間は楽しめそうだ。
きちんとした和食、小さい一歩を踏み出しました!
さて、今度は何を作ろうかな。